書評(ブックレビュー)桃色まちおこし 室積光
どうもお肉です。
昨晩は雨やら雷やらでなんとも騒々しい一日の終わりでした。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日はタイトル通りブックレビューを書こうと思います。
これがなかなか面白い。(笑)
作者さんはふざけてるのか、真面目なのかよく分かりません。
表紙の挿絵からして如何なものかとは思うんですけど、内容それでもは面白い。
一言で言うとAVで寂れた街を元気にしよう!!という話です、、、、。
ね、ふざけてるでしょ?(笑)
ある商店街は客が全く来ない。そこで絞り出された案がこれなわけです。
東谷知春という就職浪人のニートに白羽の矢が立つわけですが、彼がなんともいい味出すんです。
なんとエロアレルギーなんです。そういう類のものを観ると鼻血出して倒れちゃうんです。
もったいないと思いませんか?世の中の男性諸君。
でもね、そんな彼だけど持っているものは一級品なわけです。とりあえず物凄くデカい。どんどん女優さん達を虜にしていくんです。
そんなポテンシャルはずば抜けている主人公が女優さんや、監督さんやプロデューサーやゲイバーの店主など様々な人と出会い、成長していくという展開。
物語の後半は、かつてのクラスメイトである島田るみ子という女性との純愛物語に発展していきます。
物語の結末はどこか物足りなさを感じたかな。そこは好き嫌いが別れるところかなと(^^;
それでも町おこしと切ない恋愛が絡み疾風怒濤の展開は圧巻で面白い!!
サラッと読めるという点でそこまで読書が好きでなくても読みやすい。
一気読み必至!!
ぜひ読んで欲しい!!
個人的なことを言えば全般的に室積光さんの作品は好きなんですよね。どれもこれもなかなかぶっ飛んではいるんですが(笑)
最後にこの本で僕自身が1番心に残ったことを書こうかなと。(ブログを始めたばかりでまだ定まっていません。)
町おこしということもそうなんですが、特に若い世代ですかね。肉欲と愛がぐちゃぐちゃになってしまう。
ある種、仕方ないことかもしれないです。でもそれはお互い不幸じゃないですか。結局何も残らない。
本当の愛とは何ぞやと教えてくれる。相手の仕事とか生い立ちとかそんな全てのことを超越した先に愛があるんじゃないですかね。
そんなことを思いながら自分の将来を想像する今日日。
皆さんもこの本とともに是非色々なことを妄想していただきたい。
くれぐれも使い方を間違わないように。
読むものですからね?
それでは今日はこの辺で。